腸活のための食物繊維は、まず1日に男性20g以上、女性18g以上を目標にするのが目安です。これは日本の食事摂取基準で示されている、18歳以上の目標量です。65歳以上の女性は17g以上が目安とされています。
ただし、いきなり目標量まで増やすと、腹部の張りや便通の変化が起こることがあります。現在の摂取量を確認し、主食・野菜・豆類・果物などから少しずつ増やすことが大切です。
腸活に必要な食物繊維の摂取量
| 対象 | 1日の目標量 |
|---|---|
| 18~64歳の男性 | 20g以上 |
| 18~64歳の女性 | 18g以上 |
| 65歳以上の男性 | 20g以上 |
| 65歳以上の女性 | 17g以上 |
この数値は、健康な人が生活習慣病の予防などを考える際の目標量です。特定の病気を治すための量や、すべての人に適した上限量ではありません。
腸活では、食物繊維の量だけでなく、食品の種類も重要です。食物繊維には、水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維があり、どちらも含む食事を心がけます。
食物繊維を増やす食品と取り入れ方
食物繊維は、次のような食品から補えます。
- 主食:玄米、麦ごはん、全粒粉パン、そば
- 野菜:ごぼう、ブロッコリー、にんじん、きのこ類
- 豆類:大豆、納豆、豆腐、ひよこ豆
- 海藻類:わかめ、ひじき、もずく、めかぶ
- 果物:りんご、キウイ、バナナなど
毎食の主食を少しだけ食物繊維の多いものに替え、1日1回は豆類や海藻、きのこ類を加えると、食事全体の量を大きく変えずに増やしやすくなります。
主食を替えるときの例
- 白米の一部をもち麦や押し麦に替える
- 白いパンの一部を全粒粉パンに替える
- うどんだけでなく、そばや雑穀を使った主食も選ぶ
食品に表示された食物繊維量を確認できる場合は、1日分を合計して目標量に近づけます。商品や調理法によって含有量は変わるため、特定の食品を食べれば必ず目標量を満たせるとは限りません。
食物繊維は一度に増やさず、少しずつ摂る
普段の摂取量が少ない人は、最初から18~20gを目指すのではなく、現在の食事に少量を追加します。たとえば、主食を麦ごはんに替える、納豆を加える、野菜料理を1品増やすといった方法です。
- 数日間の食事を振り返り、主食・野菜・豆類・海藻類の量を確認する。
- 不足していそうな食品を1日1品追加する。
- 腹部の張りや便通の変化を確認し、問題がなければ別の食事にも取り入れる。
- 最終的に、男性20g以上、女性18g以上を目安に、無理のない範囲で近づける。
食物繊維を増やすときは、水分も不足しないようにします。特に不溶性食物繊維だけを急に増やすと、便が硬くなったり、お腹が張ったりすることがあります。水溶性食物繊維を含む食品も組み合わせ、便通の様子を見ながら調整してください。
食物繊維を摂りすぎるとどうなる?
通常の食品から摂る場合、目標量を意識して食べるだけで過剰になるとは限りません。ただし、食物繊維のサプリメントや粉末を多量に使うと、腹痛、膨満感、下痢、便秘などが起こることがあります。
サプリメントを使う場合は、商品の表示量を超えず、食事から摂る分も含めて考えます。薬を服用している人、消化器の病気がある人、便通の異常が続いている人は、自己判断で大量に摂取せず、医師や薬剤師に相談してください。
腸活の食物繊維摂取量を決めるときの考え方
腸活では、目標量を一日で達成することよりも、毎日の食事で継続して摂ることが重要です。まずは男性20g以上、女性18g以上を基準にし、便通やお腹の状態を見ながら、主食・豆類・野菜・海藻・きのこ・果物を組み合わせます。
目標量まで増やしても便通の異常や腹痛が続く場合は、食物繊維をさらに増やすのではなく、摂取量をいったん戻して原因を確認し、必要に応じて医療機関へ相談してください。







